俳優の津田寛治さまより嬉しい作品コメントが届きました。誠にありがとうございます。『土手と夫婦と幽霊』はいよいよ本日「アップリンク吉祥寺」にて公開初日を迎えます。 津田さんとは、コンペの審査委員長をお務めになられた「福井駅前短編映画祭」でお会いしました。その時の話は、7月30日のブログ(111.目を閉じて、自分の周りの世界のことを考えてしまった)に少し詳しく書いておりますので是非。 今映画ファンが津田さんで気になることと言えば、今秋公開される『ONODA 一万夜を越えて』ではないでしょうか。「フィリピン・ルバング島で終戦後もなお、約30年間に渡り秘密戦の任務を遂行し続けた、実在の人物・小野田寛郎旧陸軍少尉」の人間ドラマです。その小野田少尉の成年期を演じるのが津田さんということで、これはもう今から楽しみです。 そんな津田さんからのお言葉、本当に嬉しかったです。特に監督にとって、自分の作品に出ている俳優が褒められることはこの上なく嬉しいものです。そして、主演の星能豊さんもとても喜んでおられました。目指す日本の俳優さんからの言葉なのですから、そりゃあもうそうでしょう。
今日は『土手と夫婦と幽霊』公開初日、おそらくそこには、二十年前、映画監督になりなかった私が「たどり着き」たかった光景があります。一度は離れました、二度は遠回りしました、三度は諦めました、だとしたら、私にはそういう道しかなかったんでしょう。言い方を変えれば、そこにも道はあったわけです。 津田寛治さん、本当にありがとうございました。今日から始まる劇場公開、荒れる海原ですが漕ぎ出す勇気をいただきました。「ONODA」、楽しみにしております! コメントの受け付けは終了しました。
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