土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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17.デザイナーとワイプ

4/27/2021

 
前回のつづき。特報の作り方その2。とりあえず構成台本を作る。まず、冒頭は、T「世界に見つかった―」とともに、受賞ローレルがワイプで現れる。
「世界に見つかった―」とは、今回ポスターやチラシを手掛けてくれたデザイナーさんが考えてくれたキャッチ。スタッフも俳優さんもお気に入りの一句。映画の舞台となるのは特殊な「世界」であること、そして日本よりも「世界」の評価があって今回劇場公開に漕ぎつけたこと。二重の意味を孕んでいる名文句。これ言わずもがな、だけど言っちゃう。デザイナーさんってちゃんと作品世界と、作品が置かれている状況を熟考したうえで持ってきてくれる。言わば、俳優さんの一人、みたいな感覚。これも言わずもがな、だけど言っちゃう。それくらい今回の出会いは嬉しい。
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話を元に戻します。私はワイプで出現する文字が好きだ。ディゾルブより断然ワイプ。もちろん使い分けるけど、ワイプがキマッた時は嬉しい。ディゾルブは美しいけど、ワイプは爽快。本編ではなかなか使う機会がないけど、普段の固いお仕事ではワイプを多用している。

映画の予告編で言えば、アンゲロプロスの予告編がいい(『霧の中の風景』などを参照ください)。個人的に2ブロックと呼んでいる、右への出現と下への出現の合わせ技がキマっている。スプリットワイプもいい。そう私はいつもワイプをキメたいと思っている数少ない監督です。今日は「世界に見つかったー」とワイプの話でした。

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