土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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257.自分の死に方

12/18/2021

 
『土手と夫婦と幽霊』は、死後の世界を描いていることもあって、主演の二人に「死」について色々と語らせている。
原作にあって撮影をしたけれど、結局本編に入れなかった会話が幾つかある。
​

ーねえどんな死に方だったら受け入れられる?
ー痛いのは嫌だな。
ー私色々な想像してみるの。けれど私はいくらやっても死なないの。自分が死ぬところだけは想像できないんだわ。
ー僕も今まで何度も死にたくなった、と思う。でもこうして君といるところを見ると、みんな多分中途半端な思いつきだったよ。(原作抜粋)
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なぜ本編に入れなかったかと言えば、そのシーンの役割と全体的なバランスを考えて、最終的に必要なくなったわけだけど、キャラクターを作るうえで、演じるうえで、台詞の一つ一つは重要な手がかりになるので、監督の私や俳優にとって、使わなかったからと言って不要なものだったわけではないと思っている。

私自身、今自分の死に方を想像はできないけれど、歳をとって若いときより確実に死を意識するようになったし、残念なことに、この物騒な世の中で自分自身を守りきれない場面に出くわす確率を思い浮かべることが増えた。

​もう身近にある「死」について考えることが、どう生きていくかに繋がる大切な行為だと思っている。

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