土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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318.劇場公開デビュー作品

2/16/2022

 
それは監督が何を見つめ、何を信じてきたかということがはっきり伝わる作品となる。
とは、山本直樹氏の同名短編漫画が原作の映画『ファンシー』で長編デビューを飾った廣田正興監督の言葉。『ファンシー』がテアトル新宿でロングランしていた頃に廣田監督を訪れてちょうど二年が経ちました。そんな監督が熱い長文コメントを『土手と夫婦と幽霊』に寄せてくれました。
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『ファンシー』は、主演にスクリーンに常に圧倒的な存在感を放つ永瀬正敏さん。そして、窪田正孝さん、小西桜子さん、宇崎竜童さん、田口トモロヲさんら豪華布陣。

私はまだ駆け出しの現場時代に、永瀬さんが監督した映画『渇いた花 four by four equal one』に助監督として参加して、永瀬さんには大変お世話になりました。そして、今でもコアなファンが多い永瀬さん主演のドラマ『私立探偵濱マイク』では制作主任を務め、その時の現場で、メイキング監督をしていた廣田監督と出会いました。懐かしい話です。

写真は、『ファンシー』舞台挨拶後の廣田監督と永瀬さんを訪ねた時のもの。当時一緒に永瀬組の助監督だったボットさんと一緒に行きました。ボットさんは自身ディレクターでありながら、私の短編映画『川を見に来た』や『Elephantsong -A Tokyo Couple Story-』などで撮影監督をしてくれて、今でも一緒に映画を作っている仲です。
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私には、『ファンシー』こそが監督が見つめてきたものがはっきりと伝わる作品だなと思えます。俳優さんの演技がとてもリアルでありながら、そこにファンタジーがうまく融合した、スリリングかつエロスかつユーモアに富んだ作品です。

所謂邦画は、もう映画なのかテレビドラマなのかその姿は混在としていて、その作風も撮影技術も大差がなくなっている。何が映画なのか、何が映画監督なのか、もうわからない時代に入っていると思います。その中で私のようなインディーズ上がりの作り手はどう立ち回ればよいのか、毎日悩んでいます。

結果、映画であれば尚更唯一無二であることが「正」であると思う。だからこそ、『ファンシー』は素晴らしかった。そんな『ファンシー』は、現在アマゾンプライムで視聴可能です。ソフト販売もされていますので、こちらも是非。
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長編デビュー、憧れです。私にとって、『土手と夫婦と幽霊』は中編デビューですから。だから、どうせなら中編も長編もデビューする監督になりたいと思っております。

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