土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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36. 続・原作を書く

5/16/2021

 
原作があって良かったことは、まず第一に、俳優さんと世界観を共有できたことです。
どんな映画にしたいか、俳優さんにも監督が目指すものが最初から見えた方が、現場でのコミュニケーションが良い意味で減るので効率的でした。

第二に、編集時の最終的な判断がしやすかったことです。完成にあたってカットした箇所は複数あります。わざわざ友人の監督に出演をお願いして苦労して撮ったシーンもカットしましたし、主演二人の会話も随分と短くしました。どれも好きな内容でしたが、仮編で映画全体を見た時に、少し冗漫に感じてしまったのです。原作のおかげで、終始自分の中で一貫性を保っていたので、カットするのに躊躇はありませんでした。

さらに言えば、私の場合、大抵自分だけが拘っているシーンが足を引っ張っていることが多いのです。それを無くした途端に、刺さっていた骨が取れたようにすっきりすることがあります。
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第三に、映画の中の小道具として使用したことです。今回原作を書くにあたり、それを文庫サイズに製本して俳優さんたちに配りました。製本デザインは、題字を担当してくれた岡崎さんに頼みました。表紙の絵も描いてもらったのですが、実はこの絵は、私が好きな漫画家、永島慎二へのオマージュです。わかる人にはわかるかな。

『どてふう』原作の抜粋は、劇場公開時に販売されるパンフレットに掲載されますので、是非お手にとってご覧いただければ嬉しいです。


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