土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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452.名刺がわりの文学10選

10/12/2022

 
こちらも映画に負けず劣らず悩ましい。印象に残るものは一番最初に出会った時期に拠るところが大きい。そういう意味で十選ぶとなると二十歳前後の学生時分に読んだものが殆どだ。
とりあえず日本の文学の中から、私が親しんだものを十選んでみる。「雨月物語」は、「菊花の約」が好きでよく読んだ。「遠野物語」に魅せられて遠野まで行ったし、中也は「冬の長門峡」という詩が好きになり、やはり山口県の長門峡まで行った。中也は詩集だけど、文学という括りで入れさせてもらった。大学生の時分には、坂口安吾、中上健次にはまり、それぞれ新潟県や紀伊半島まで行き、作品世界に浸った。好きになるとルーツを辿りたくなるらしい。
【私の小説10選】
雨月物語 / 上田秋成
遠野物語 / 柳田國男
高瀬舟 / 森鴎外
赤い蝋燭と人魚/小川未明
人生劇場 / 尾崎士郎
在りし日の歌 / 中原中夜
縮図 / 徳田秋聲
アンゴウ / 坂口安吾
廃市 / 福永武彦
日輪の翼 / 中上健次

次点
土手と夫婦と幽霊 / 日下部征雄
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一つ触れておきたいのは徳田秋聲で、今夏金沢市の「徳田秋聲記念館」にて『土手と夫婦と幽霊』のイベント上映をしていただいた縁で色々と読んだ。なかでも私は、未完ながらも「縮図」が好きになり、色々な縁があって奇妙な親近感を感じた。それに最近しっかりと本を読んでいなかったので、作り手にとって読書の大切さを改めて教えられたという意味でも感謝している。

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