先日「八王子Shortfilm映画祭」の出品監督としてインタビュー収録に参加してきました。今日は監督たるもの少しは撮られることに慣れておかないと…という話です、はい。 最近は俳優の方が監督をやられたりすることが増えてきました。いくら映画が監督のものと言っても俳優さんがいなければ始まらないわけですから、カメラ前を熟知している俳優さんが監督をするのはとても納得がいくわけです。自身が俳優ですから、何をして欲しいか、俳優に対するケアも行き届いている。 私は俳優経験の無い監督なわけですが、できるだけ俳優さんの持ってきたものを台無しにしないように、次へ繋ぐ努力をしたいと思っています。けれど、そこは画ありきの映画なので、フレームの中の一貫性は失わぬように、と言ったところでしょうか。結局私たちが持ち寄ったものはフレームの外にあるわけですが、そういったものも画面に映り込むと信じているわけです。 それにしても、いざカメラの前に座ると考えてきたことを話すのが精一杯。これはもう何も知らない方が普段俳優さんに好き勝手言えるなどと考えたりもするわけです。そんなこんなで撮られる側に立てば、私はいつだって最も俳優さんを尊敬している一人になるのでした。 「八王子Shortfilm映画祭」は、12月11日(日)開催です。 コメントの受け付けは終了しました。
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