土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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459.小説を作る

10/27/2022

 
新作映画『最後の生活』では、『土手と夫婦と幽霊』と同じく日下部征雄という小説家を登場させるにあたり、彼の著作や筆記用具を用意するところから始めました。
映画制作ではこれらのことを小道具や持道具と呼びますが、彼の持ち道具である万年筆は「モンブラン」、原稿用紙は文豪たちに愛された「満寿屋」の原稿用紙20×20にしました。これがとても書きやすく相性抜群でした。

そして、実際原稿用紙に、日下部征雄という小説家がこれまで執筆したであろう物語を書き連ねました。小説『よるべのひと』、『多摩川サンセット』、『土手と夫婦と幽霊』、これらは私が映画を制作するために、もしくは制作した後で、これまで書いてきた物語でした。

『土手と夫婦と幽霊』はここで書いてきた通り、脚本を書く前に書いた原作です。映画制作の出発点になった原稿です。『よるべのひと』は制作はしておりませんが、映画を作るとすれば、『土手と夫婦と幽霊』と同様、脚本を書く前に原作を書いた作品になります。いつか映画にしたい作品です。『多摩川サンセット』は、2013年に制作した短編映画であり、初めて映画祭で受賞した愛着のある作品で、映画完成後文字に起こしてみました。
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今回の撮影・スチールは、『I Forget』から引き続き、ボットさんです。星能さん演じる日下部征雄の執筆風景が何ともいえません。

例え一つ一つの作品が過去のものになってしまっても、こうして次の作品に貢献してくれる。私の描く世界など狭い世界なので当然全て繋がっているわけですが、それでも次に生まれてくる作品のために再び生気を取り戻したようで作り手としては嬉しくなるのでした。

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