自分の思いを伝えることと物語を伝えることは必ずしも一致しないのでそのバランスにいつも四苦八苦している。常にベストバランスは難しい。 特にインペンデント映画の制作では、自分の思いに嘘がないようにと作品に向かい合う。結果自分が産み出した作品を自分以上に誰かに好きになってもらいたいけど、そうなったら正にすごいことだと思って、常に夢は見ている。けれど、夢を見る以上に、作品には常に私自身の現在地が描かれていてリアルだ。 最近の私は、映画『最後の生活』の主人公春陽とおじさんの姿によって、すぐに今ここに戻ってこれる。こうしたインディーズ映画が広く知れ渡るのは難しいことだと思うけど、自分のものだけでなく、誰かのものにもなったら、それはとても素敵なことだと思うし、奇跡のようなことだと思う。
そんな映画『最後の生活』は、12月11日開催の「八王子ショートフィルム映画祭」にて上映です。無料配信もございます。皆さまの目に触れますように。 コメントの受け付けは終了しました。
|