土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
  • TOP
  • CAST & STAFF
  • GALLERY & AWARD
  • COMMENTS
  • Director's Interview
  • CAST COMMENTS
  • MEDIA
  • THEATER
  • Trailer
  • BLOG
画像

482.最後の生活を語る ~キャスティング

12/8/2022

 
映画制作においてキャスティングは一番重要です。もちろん一番重要なものは他にもありますがw 『最後の生活』は小学生が主人公の映画です。半分ダメ元で、息子に主人公の春陽役を演じてみたいか聞いてみました。
すると意外にも、やってもいいよと前向きな答えが返ってきたのです。過去『サヨナラ、いっさい』では主演と言っても、半分ドキュメンタリーのような作品なので演技をしたわけではありませんし、その後も積極的にお芝居をしたりということはありませんでした。保育園のお楽しみ会ではフック船長をやりましたが…それまで私の映画にちょこちょこと出てはくれたものの基本は息子のまま出てもらっていました。

彼が演技をできるかどうかは大きな賭けでしたが、間違いなく私は彼の声がとても好きでした。それは『サヨナラ、いっさい』の時もそうでしたが、彼の声はとても優しくて切なくて、独特のリズムがあるのでした。
写真
写真
彼が役を引き受けるにあたって、一番気にしていたのは、「春陽」という名前でした。どうも聞きなれない名前だったようです。私は今回長編構想の際に、物語の軸となる登場人物に、春夏秋冬一文字ずつ名前に組み込もうと決めておりましたので、主人公の名前には「春」を入れたかったのです。ちなみに、「春陽(ハルヒ)」という音は、バイエルンミュンヘンで活躍しているキミッヒとの合わせ技です。

今回俳優さんたちに囲まれて初めての演技です。途中何度も挫けましたが、最後までやり遂げました。是非彼が演じた「春陽」を見届けて欲しいと思います。
写真
写真
そして、もう一人の主役である小説家の伯父さんは、最初から星能豊さんと決めておりました。前回書いたように、この作品が『土手と夫婦と幽霊』の前日譚としての役割がある以上、それはもう必然でした。

こうして『サヨナラ、いっさい』から7年以上の歳月が経ち、再び甥と伯父という関係で共演となりました。これはもうザンパノ版満男と寅さんかな。実に感慨深い作品になりました。

コメントの受け付けは終了しました。

    監督ブログ

    渡邉高章による制作日誌と日々の他愛事

    アーカイブ

    1月 2023
    12月 2022
    11月 2022
    10月 2022
    9月 2022
    8月 2022
    7月 2022
    6月 2022
    5月 2022
    4月 2022
    3月 2022
    2月 2022
    1月 2022
    12月 2021
    11月 2021
    10月 2021
    9月 2021
    8月 2021
    7月 2021
    6月 2021
    5月 2021
    4月 2021

    カテゴリ

    すべて

    RSSフィード

  • TOP
  • CAST & STAFF
  • GALLERY & AWARD
  • COMMENTS
  • Director's Interview
  • CAST COMMENTS
  • MEDIA
  • THEATER
  • Trailer
  • BLOG