土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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484.受賞を語る

12/11/2022

 
幸いなことに監督作『最後の生活』が「第10回八王子ShortFilm映画祭」でグランプリと観客賞のW受賞を果たしました。ご鑑賞の皆様、審査員の皆様、映画祭関係者の皆様、誠にありがとうございました‼
現状まだ実感が伴わずで何から話せばいいやらなのですが、まず最初に込み上げた思いとして、主演春陽を演じてくれた息子が喜んでくれて本当に良かったということ。「この家を守る」と死んだ父と約束した春陽同様、今回主演という大任を引き受けた息子でしたが、演技の訓練もないまま大人たちとの現場でしたので色々なプレッシャーがあったと思います。
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おそらく最初は父のためにと軽く引き受けてくれた撮影でしたが、真夏の暑い屋外を何度も歩かされたり、食事シーンでは何度も食べたくもないご飯を食べさせられたり、自分では上手くやれたと思っても演出NGや撮影NGが出たり、疲れて早く帰りたいのに撮影がなかなか終わらなかったりと、子どもにとっては大変な苦労の連続だったと思います。(勿論撮影時間は常識の範囲で行いました。渡邉組で早朝に撮影が始まったり深夜まで撮影が及んだりということは滅多にないことでございます)
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毎回心が折れかけたし、そのために撮影が中断しました。それでも現場にいた俳優さんやスタッフが時に色々と買って出てくれたり、時に存在を消してくれたりと、いつも辛抱強く「その時」が来ることを信じて待ってくれました。

私自身、諦めかけたこともありました。息子のいないシーンを繋いでどうにか完成させることができないだろうか、現場で新しく脚本を書き直すことができるだろうか、いっそのことやめてしまおうか、それでも最後は息子は重い腰を上げてくれました。その繰り返しがありました。今回母親役でも参加してくれた嫁が息子を励まして本当に支えてくれました。そして、結果息子が一番頑張ってくれました。

最後に嫁の言葉を借ります。
「​
頑張ったことで結果が出るという経験が、息子にとって意味のあるものになっていればいいなと思います。もちろん結果がどうあったとしても、たくさんの素敵な大人の中で、迷惑をかけながら何かを創ったという経験が記憶に残ればいいなと思います。監督の父と、壇上でハイ?タッチしたことも思い出になっているといいです。」

​ありがとうございました!

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