土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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513.どてふう豊後旅日記vol.1

3/6/2023

 
中津市山国で開催された「第一回インディーズ映画傑作選」、『土手と夫婦と幽霊』は、おかげさまで多くの方々にご鑑賞いただきました。とても良い映画の旅、心の旅だったので、ここに少しずつ記しておこうと思う。
今回大分へは空路。格安航空ピーチにて事前に往復チケットを購入する。諸々合計で18000円かからず。なにせこれから向かう「第一回インディーズ映画傑作選」は、嬉しいことに50,000円の上映料が出るのだ。成田からの移動費や宿泊費、食費を十分カバーできる金額で大変ありがたかった。
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正直インディーズ映画の地方興行は難しいものがある。『土手と夫婦と幽霊』(以下、「どてふう」)のようなモノクロで文学趣味の、しかも尖ったインディーズ映画は、仮に十二分にお願いしてその時は了承をいただけても、次から次と新しい映画を迎え入れる映画館ではいつの間にか忘れられてしまう。向こうから連絡なんてまず来ない、そういうものなのだ。また、無事興行ができて上映料が入ると言っても、無名監督のインディーズ映画の場合、そこまでの集客はのぞめないだろう。
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それに舞台挨拶をすればするほど交通費や宿泊費が嵩み、結果赤字になることも多い。「どてふう」の場合、東京と金沢上映が一番稼いだ。東京は関係者が多いので当然なのだが、金沢は主演の星能豊さんの活動拠点だったので、これが大きかった。星能さんの顔の広さや人望には本当に助けられた。彼は本当にお客さんを大切にする俳優の一人だと思う。

私は現在、(昔はそうではなかったところがあるが)赤字の可能性のある上映は基本しない方が良いと思っている。独り身ではない二足の草鞋監督にとって自由に使える予算は少ない。映画を作って自分の首を絞めるなどそれこそ本末転倒である。だから基本的に、地方の配給は、キャストやスタッフに縁のある場所だけにして交渉した。また、地方の映画祭もなかなか足を運べない。家族と相談してちゃんと選んで応募するようになった。
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…いや、話が大きく逸れてしまった。ということで、空の旅で大分空港へ到着した私は、そのまま空港特急バス「エアライナー」に乗って別府に向かった。画像はバスから見えた赤の防波堤灯台。港の奥に向かって右が赤灯台、左が白灯台…『I Forget』のセリフが重なる…つづく。

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