土手と夫婦と幽霊 -The River bank,The Couple,The Ghosts-
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53.どてふうロケ巡り ー映画は人生だー

6/2/2021

 
小学生になった息子が、「前に住んでいた場所が見たくなった」というので二人で出掛けました。『どてふう』再訪です。
と言っても、「前に住んでいた所」は、今住んでいる場所と二駅分しか変わりません。自宅付近を流れる多摩川の支流を15分も歩けば、土手に出ます。多摩川沿い在住だったのが、今は多摩川近くの在住になったわけです。
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土手の景色は同じようでいて同じではありません。ロケハンの目で見るとわかりやすい。川の気配(彼岸は日常の連続があってこそ顕在化する)、遠くで走る電車(目的があって電車に乗る彼らと目的無く芝生に寝転ぶ僕ら)、一般道の喧騒(煩悩を払いつつマイクブームを掲げろ)を感じながら、僕らはまず『どてふう』のレギュラーセットである歩道橋へ向かいました。
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「私」と「女」がいた歩道橋は、久しぶりに来てみると、塗装され錆びが無くなり、野球少年たちのスパイクでボロボロになっていたコンクリートは舗装され、随分と大切にされているようで安心しました。

あの頃、私は仕事帰りに保育園にいる息子を迎えに行き、二人で毎日土手を歩き、歩道橋を渡り帰宅しました。息子は、父がこの景色が好きだと言った一言を覚えているそうです。

あの時見た景色が、映画『土手と夫婦と幽霊』の中にあります。そして、まだ小さかった息子は、この歩道橋と一緒に映画の中にも登場しています。私にレンズを向けて、「カメラをやってみたくなった」と言う息子。まさに映画は人生です。つづく。

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