「シネマ尾道」支配人の河本清順様より素敵な作品コメントを頂戴しました。誠にありがとうございます。 映画の街、広島県尾道市にある唯一の映画館「シネマ尾道」、2014年に「お蔵出し映画祭」で初めて訪れた。その時上映していただいたのが『土手と夫婦と幽霊』に出演している星能豊と舟見和利ダブル主演の『多摩川サンセット』シリーズだった。 「シネマ尾道」で自分の映画がかかったことの嬉しさは今でも覚えている。河本様やスタッフの方々には、俳優ともどもとても優しくしていただいた。何より「映画」に愛情を持って接していただいた。いつかまたこの場所で映画がかかる日を夢見ています。 そういえば、あの日舞台挨拶でMCの方に「なぜ映画を撮っているのですか?」というような質問を聞かれて、「そこに映画があるから」と素人っぽい回答をしてしまったことは今でも後悔している。しかし、今ならなんて答えるだろうか… 「境界線」とはー、実は私が初めて「境界線」に触れたのは、小学校5年生の時。当時小学校の担任の先生から、授業の一環で「詩を書く」時間を与えられ、クラスの皆で定期的に制作した詩集の名前が「BORDER」だった。サブタイトルは「ボーダーラインを飛び越えろ」だったように思う。先生が大人と子どもの境界線を意識して付けた名前だったように記憶している。
それ以来、私は「境界線」という言葉に敏感に意識するようになった。(映画で言えば、アンゲロプロスの映画なんぞまさにうってつけだった!)もう30年以上も前の話だけど、「映画」はあの頃書いた詩の延長のようなものなのかもしれない。 河本様、「シネマ尾道」の皆さま、誠にありがとうございました。いつまでも「心の拠り所」、「シネマ尾道」でありますように。くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしください。 コメントの受け付けは終了しました。
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